ティラミス?ピラティス?近所にそんなスタジオができたんだけど、どんな運動なのかよくわからないんだよね〜
普通のジムやヨガスタジオとはどう違うの?
このような疑問にお答えします。
✔︎こんな人におすすめ
- ピラティスに興味がある
- ピラティスで身体を引き締めたい
- ピラティスで身体機能を高めたい
- ピラティスでパフォーマンスアップしたい
✔︎記事の信頼性
この記事は10年以上の経歴を持つパーソナルトレーナーである筆者が執筆しています。
✔︎本記事の内容
- ピラティスのとは
- ピラティスの特徴
- ピラティスがおすすめの人
「ピラティス」というエクササイズは誰もが1度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
それほど近年、ブームとなっているピラティスですが、実際にピラティスを行ったことのある方でも、その効果や特徴を知らない方も多いのではないかと思います。
ピラティス自体は新しいメソッドではありませんが、今なおブームになるほどのエクササイズにはやはりそれなりの魅力があります。
今回は、意外と知られていないピラティスの魅力について、深掘りしていきたいと思います!
この記事を読めば、あなたもきっとピラティスの魅力にハマることでしょう。
ピラティスの起源は?ピラティスとは?
ピラティスはドイツで生まれたメソッド。
Josefh Hubertus Pilates(ジョセフ・ヒューバタス・ピラティス)によって考案されたボディ(身体)・マインド(心)、スピリット(精神)を統合したコンディショニング法で、コントロロジーと名付けられました。現在は、考案者の名前からピラティスと呼ばれることが一般的になりました。
ピラティスのはじまりは第一次世界大戦中、当時看護師をしていたピラティス氏がマン島で負傷者に「寝たままで身体を強化し、機能を改善する方法」を考え、その結果、ベッドに器具を取り付けるなどしてオリジナルのリハビリトレーニングをはじめました。これがのちにキャデラックというピラティスマシンとなったといわれています。
その後、ピラティス氏はニューヨークでスタジオを開設し、多くの方の怪我を回復させ、ダンサーを中心に人気が高まっていき、現在では世界中で多くの方にピラティスが取り入れられています。
ピラティスの特徴
ピラティスの大きな特徴は「呼吸」とピラティス専用の「マシン」ではないでしょうか。
呼吸
当時、ピラティス氏は「呼吸の重要性」を繰り返し語っていたといわれています。
「ヨガ」と「ピラティス」の2つは間違えられることの多いエクササイズですが、この2つの大きな違いが「呼吸」であり、ピラティスは「胸式呼吸」でヨガは「腹式呼吸」と異なります。
マットとマシン
日本ではスペースの問題や手軽さなどから、マットで行うピラティスが主流となっていましたが、最近になってマシンを使用したピラティスを行えるスタジオも増えていました。
マットは自分の体重(自重)を使い、マシンの場合は器具で補助や抵抗をかけた状態で行う、という違いがあります。
一見、マシンは見た目から「難しい」イメージを持たれる方も多いかと思いますが、実は補助のあるマシンは初心者におすすめなのです。
また、マシンの場合は、ほとんどのスタジオで専門トレーナーがサポートしてくれ流ため、我流にならないのもメリットです。
ピラティスの効果
現在では「体幹を強化するもの」と広く認知され、美容やシェイプアップとしての印象を持たれている方も多いピラティスですが、元々は身体の機能改善として考案された背景から、アスリートやリハビリにも用いられています。
ピラティスはただ単に筋肉を鍛えるのではなく、「固有受容器」といわれている身体の状態を感知する感覚センサーに働きかける効果があり、脳の神経系統に働きかけることで普段意識しにくい筋肉を活性化させることができます。
つまり、「正しい姿勢や動作」の改善に効果的なエクササイズということです。
結果、誤った動作による怪我の予防や、慢性的な不良姿勢を改善することができるエクササイズというわけです。
さらに、呼吸を重視し自身に意識を向けることで、心が安定するため、ストレスの軽減にも大いに役立ちます。
また、現代はストレス社会で、毎日のようにパソコンやスマホを長時間使用することから姿勢の悪い方が多く、常に肩こりや腰痛などの慢性的な不調を抱えている方も多い。つまり、現代人にとってピラティスはとても相性が良いエクササイズメソッドなのです。
こんな方におすすめ
- 姿勢が良くなりたい
- 運動不足を改善したい
- 肩こりや腰痛などの不調がある
- 身体全身をシャープに引き締めたい
- ストレス解消やリフレッシュしたい
- パフォーマンスアップをしたい
- 強くしなやかな身体を手に入れたい
まとめ
現在では「女性が行うエクササイズ」をいうイメージを持たれている方も多いかもしれませんが、考案当時は男性が半数を占めており、ピラティスには「男性向けのエクササイズ」もあるほどです。
「10レッスンで気分が良くなり、20レッスンで見た目が変わり、30レッスンで新しい身体に生まれ変わる」といわれるピラティスは、続けることで効果が期待できます。
高負荷で行う筋トレとは違い短期間での達成感を感じにくいかもしれませんが、身体機能を高めるにはとても良いエクササイズメソッドです。
まだ体験したことがない方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
参考文献
櫻井淳子 ピラティスバイブル 創始者J・H・ピラティスの信念と哲学、そして真髄
コントロロジー―ピラティス・メソッドの原点
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