
筋膜リリースって流行ってるけど、ストレッチとどう違うの?
自分でも筋膜リリースってできるの?
このような疑問にお答えします。
✔︎こんな人におすすめ
- 筋膜リリースについて知りたい
- 筋膜リリースとストレッチを使い分けたい
- 筋膜リリースグッズを知りたい
✔︎記事の信頼性
この記事は身体の専門家であるパーソナルトレーナの筆者が執筆しています。
✔︎本記事の内容
- 筋膜リリースについて
- 筋膜リリースとストレッチの違い
- おすすめの筋膜リリースグッズ
筋膜とは
筋膜とは英語で「Facia」と書き、文字通り筋肉を包み込んでいる白くて薄ーい膜のことで、ボディスーツのように身体全身にはり巡らされています。
筋膜は筋肉だけでなく骨、内臓、血管、神経およびリンパ管など身体のあらゆる構成要素を包み込み、それぞれの場所に適正に位置するように支えています。
筋膜リリースとは
筋膜は、主にコラーゲン繊維とエラスチン繊維で構成されていてゲル状のため板のような塊ではなく、ハンモックのように身体の動きや姿勢に合わせて形を変えることができます。
しかし、
- 運動不足
- 長時間の悪い姿勢(猫背や反り腰など)
- 誤った動作(左右非対称性など)
- 怪我や炎症による手術や治療
- 精神的ストレス
などにより筋膜がねじれ、、ヒアルロン酸(疎性結合組織)の滑りが悪くなり、コラーゲンやエラスチンが一部分に集まって床に落ちたガムを踏んづけたようにへばりつき、筋肉の動きを制限し「筋膜のねじれ(=癒着)」が起きます。

つまり水分を失い、柔軟性が低下して、キツくなったボディスーツを着ているような状態ってこと。動きにく〜い。
筋膜リリースとは、このような原因で起きた筋膜のねじれを元に戻し、筋と筋膜の正しい伸張性を回復し、筋肉が正しく動けるようにする方法ことです。
(備考)ヒアルロン酸:コラーゲンとコラーゲンの間にある隣ある筋肉の摩擦が怒らないように滑りを助けてくれる働きがあります。
筋膜のねじれ(癒着)で起こる身体の不調
筋膜のねじれ(癒着)は正しい姿勢の保持の制限や動作の制限によって起こり、
- 肩こりや腰痛
- 筋出力の低下
- 柔軟性の低下
などの不調としてあらわれ、日常生活活動の低下やパフィーマンスの低下につながります。
筋膜リリースとストレッチの違い
ストレッチは、並行に走る筋繊維を引き伸ばすように一定の方向に伸ばすことを意味しますが、筋膜リリースは一定方向ではなく、さまざまな方向に解きほぐす違いがあります。
筋膜リリースは、ミルフィーユのように硬くなっている深いところの筋までほぐす効果があり、広く深いところまでほぐすのが筋膜リリースの特徴のため、マッサージだけではほぐれにくい場合があります。そのため、特にセルフの場合は筋膜リリースをする道具を上手く使うことをおすすめします。
筋膜リリースのポイント
ねじれた筋膜を元に戻すことを筋膜リリースといいますが、筋膜は三次元空間で身体のバランスを保っているため、筋膜の一部にねじれ(機能障害)が起こると、離れた部位にも影響を及ぼします。
全身にはいくつかの筋膜ラインがあり、ラインに沿ってリリースすることが改善のポイントになります。

引用元:トリガーポイントHPより
セルフ筋膜リリースにおすすめグッズ3選
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手軽にしっかり効かせたいならフォームローラー
ピンポイントに深層まで届く!トリガーボール
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【禁忌】筋膜リリースをおすすめしない人
まとめ
今回は筋膜リリースについてのご紹介でした。
少し難しく感じる内容だったかもしれませんが、大切なことは筋膜がなぜ癒着するのかを知り、改善するだけでなく「予防」することです。
そのためには普段からしっかり運動をして、正しい姿勢や動作の習慣を身につけるとにつきます。
あなたも筋膜ケアと運動で健康的な身体を手に入れましょう!
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参考文献
竹井仁 自分でできる 筋膜リリースパーフェクトガイド
ト-マス・W.メイヤ-ズ アナトミ-・トレイン 徒手運動療法のための筋筋膜経線 第3版
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