モンテッソーリ教育ってどんな教育?【教育の特徴とおすすめの教具5選】

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モンテッソーリ教育が子どもの教育に良いってよく聞くけど、何がいいの?

どんなことをするの?

このような疑問にお答えします。

✔︎本記事の内容

  • モンテッソーリ教育の特徴
  • モンテッソーリ教育を受けていた著名人
  • モンテッソーリ教育が自宅でできる「おすすめ教具5選」

「モンテッソーリ教育」についてご存知ですか?

最近ではメディアでも多く取り上げられ、近年益々注目されている子どもの教育法です。

新しい教育法と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その歴史は古くおよそ100年以上といわれています。

世界ではモンテッソーリ教育が受けられる教育施設は140箇所以上にのぼるといわれており、「子どもの家」と呼ばれています。

日本でもモンテッソーリ教育を受けることができる施設はありますが、「そもそもモンテッソーリ教育ってどんな教育法なの?」「自宅ではできないの?」などの疑問について詳しくご紹介したいと思います。

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モンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育の目的は、「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」ことです。

例えば、赤ちゃんは誰からも教わらずに歩こうとします。これは、環境に対して積極的に関わりながら自ら判断し発達・成長していこうとしている証になります。

モンテッソーリ教育は、子どもには自分で自分を教育し、育てる力があるという「自己教育法」の考えをもとにされており、この考え方は医師であり教育家であるイタリアのマリア・モンテッソーリ博士により1900年代頃に考案されました。

海外では小学校教育にも組み込まれているところがありますが、日本では一部教育が受けられる小学校があるのものの、一般的には保育園や幼稚園での導入がほとんどです。

モンテッソーリ教育を受けた著名人

モンテッソーリ教育を受けた著名人はたくさんいますが、代表的な5名をご紹介!

  • 将棋の藤井聡太棋士
  • マイクロソフト創設者のビル・ゲイツ
  • Amazon.comの創立者であるジェフ・ベゾス
  • Googleの共同創立者であるセルゲイ・ブリン
  • Wikipedia創設者であるジミー・ウェールズ

モンテッソーリ教育に必要な「3つ」の要素

モンテッソーリ教育では、子どもの自己教育力を引き出すために「3つ」の要素を必要としています。

  • 教具
  • 整えられた環境
  • 教師(大人)

モンテッソーリ教育の特徴内容

子どもの6つの発達段階「敏感期」

子どもは様々な物事に対して興味・関心を強く持つ時期のことを「敏感期」といい、モンテッソーリ教育ではこの時期を6つに分類しています。

①言語の敏感期

言葉は「音声言語」と「文字言語」に分かれ、7ヶ月〜3歳前後までは「話し言葉」である音声言語に、3歳前後からは「文字言葉」に興味持ち始める時期とされています。

②秩序の敏感期

6ヶ月〜3歳前後になると、物の置き場所や順序に対して強いこだわりがではじめます。

③感覚の敏感期

0〜3歳には感覚的な印象の溜め込みや探求、3〜6歳になると感覚的な印象の整理・分類・秩序化に分かれ、「五感」といわれる視覚・聴覚・臭覚・触覚・味覚に対して敏感になり、それらの情報を吸収し溜め込んだ感覚的印象を、3歳頃から頭の中で整理していく時期になります。

④運動の敏感期

0〜3歳までは歩く、座る、持つ、運ぶのような動きを獲得し、3歳〜6歳になると巻く、貼る、折る、縫うなどの細かい運動動作を習得していきます。

⑤数の敏感期

4〜5歳になると自分の年齢や物の数など「数」へのこだわりが出てきます。

⑥文化の敏感期

言語・数以外の興味・関心を文化を関心期と位置づけられています。

モンテッソーリ教育の内容

モンテッソーリ教育の特徴は「発達段階に合わせた教育」となっていて、「7つの分野」に分かれています。

モンテッソーリ教育ではその教育活動のことを「お仕事」といい、年齢ごとに前期と後期に分かれています。

前期:0〜3歳

この時期は、人生で最も吸収力が高い時期であり、言語や日常動作などをどんどん吸収していきます。

①粗大運動活動

全身を大きく動かす運動のことで、ずり這いや歩行などの運動を行なっていきます。

②微細運動の活動

指や手を使った細かい運動で、握る、叩く、落とすなどの運動を身につけていきます。

③日常生活の練習

粗大運動と微細運動が合わさった活動で、日常生活への適応力を身につけます。服を着たり、植物のお世話、料理などの活動を行なっていきます。

④言語教育の活動

敏感期になると子どもは自分の周りで話されている言葉を母語と認識し、年齢に応じた言語を養い会話することを習得していきます。

⑤感覚教育活動

興味に合わせて知育教具に触れることで、豊かな感覚を養っていきます。

様々な教具に触れることで「きれい」や「危ない」などの感覚も持つようになるでしょう。

⑥音楽活動

聴く、歌う、踊るなど音楽を積極的に楽しめる環境を用意することで、リズムに合わせて体を動かす動作や、楽しさを覚えていくでしょう。

⑦美術活動

クレヨンや粘土などで、言語を使わずに自分の考えや思いを表現すること、目や手の協応動作を獲得していきます。

後期:3〜6歳

この時期は前期で無意識に吸収した感性や運動などを、意識的に頭の中で整理するため「意識の芽生え」の時期といわれています。

①日常生活の練習

自分の身体を「思い通りに動かす能力」を身につける時期。

自立に向けて、掃除や洗濯など実生活と関連する生活練習を行います。

②感覚教育活動

3歳を過ぎると感覚器官がほぼ発達し、感覚にとても敏感になり物事を「観察する能力」と「考える方法」を身につけていきます。

モンテッソーリ教育では、感覚教育は言語・算数・文化教育という「知的教育分野の基礎」となる大切な役割を担っています。

③言語教育活動

言葉の発達段階に合わせて、語彙から文法まで身につけていきます。

④算数教育活動

数の敏感期を利用して数量を具体的に表したり、手で扱えるようになることを教具を使いながら目指していきます。

⑤文化教育活動

言葉と数以外の興味を持った幅広い分野を学習していきます。

モンテッソーリ教育のメリットとデメリット

メリット

  • 集中力が身に付く
  • 手先が器用になる
  • 子どもの個性が伸ばせる
  • 自主性や積極性が身に付く
  • コミュニケーション能力が身に付く

子どもの発達に合わせた教育を行うため個性を大きく伸ばすことができ、様々な年齢の子どもが一緒に学ぶことでコミュニケーション能力が身に付くでしょう。

デメリット

  • 協調性に欠けやすい
  • 運動不足になりやすい

モンテッソーリ教育は子どもの個性を伸ばすことに重きを置いているため、協調性が育ちにくい側面もあります。また、家内で活動することが多いため運動不足になりやすいとされていますが、日常的に外で遊ぶ習慣があればさほど気にすることでは内容に思います。

モンテッソーリ教育で使われる教具「おすすめ5選」

モンテッソーリ教育はを受けることができる施設はありますが、都心が中心であったり、経済的な理由など様々な理由から通わせることが難しい場合もあるかと思います。

一番は教師のいる環境を整えてあげることですが、モンテッソーリ教育は教具を使った教育法のため自宅で教具を購入することで効果を享受することもできます。

今回は、手軽に購入できる「教具」を5種類ご紹介したいと思います。

立体感覚、色彩感覚を楽しみながら身につけることができるブロック



集中力や指先の感覚を養う積み木


創造力、思考力、集中力を養える磁気ブロック


色覚認識、形状認識、整合性、考える力を養える木製パズル


手先感覚・色覚認識・視覚追尾が養える教具


近頃では「知育グッズ」のサブスクもあり、年齢に応じた知育おもちゃを届けてくれるため、こちらもおすすめです。



 

まとめ

モンテッソーリ教育は、世界的に多くの著名人が教育を受け、信頼性の高い教育メソッドです。

しかし、厳しい教育法というわけではなく、子ども自身が遊び感覚で楽しみながら、興味のあることを伸ばすことができるため、とてもおすすめです。

日本でも教育を受けることができるため、興味のある方は施設の資料を取り寄せてみることをお勧めします。

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